志共育を受講して 熱海隆史

志共育を受講し終えて2ヶ月が経過しました。

改めて振り返ってみると、志共育を受講する前と後では、自分も自分から見える世界も大きく変わりました。

これは大げさに申し上げているのではなく、本当に思っていることです。
僕にとっては志共育がまさに人生の分岐点だったのかなと。

志共育と出会う前は、自分の目指すべきものが見えず、壁にぶつかっていた時期でした。

私は仕事について誰よりも必死に打ち込んできたつもりです。
そしてたくさんの経験を経て経営コンサルタントとして実績を積み、会社の業績も安定させました。

それからも日々忙しく仕事をしていたのですが、35歳のとき初めての子供が生まれて自分のこれからの人生を考えるようになりました。

食べていくことはできるようになったが、このままでいいのか?これが自分のすべきことなのか?との迷いが生まれてきたのです。

そして次第に事業のアクセルが踏めずに思ったような成果が出せなくなっている自分に気づきました。

そんな時に信頼する友人から志共育を勧められました。
彼も志共育の受講者です。

その時に考えたのは、志共育を受ければ自分のなすべきことが見つかり、事業のアクセルがまた踏めるようになるのでは、という期待でした。

実際に3回の基礎講座を受け終わってみると、当初期待したビジネス面だけではなく、自分の人生そのものにとって大きな学びと気づきが得られました。

志共育ではたくさんの知識を学ぶことができました。
四魂の話、使命や志の話、他の人とのコミュニケーション法や潔斎や直霊を高める話。
たくさんの知識を学ぶことができました。

しかし私としてはそれ以上に本当の自分を知るためのワークがとても役に立ちました。

特に2つの点が記憶に残っています。

1つ目は本当の自分自身を知ったことです。

僕は自分はビジネス脳、智で生きている人間だと思っていました。
感情は不要で、分析・戦略が得意。
自分がそういうタイプであるということをどこか誇りに思いながら仕事をしてきました。
そして周りからもそういう部分だけが評価されているのだ、と信じ込んでいました。

ところが1回目の講座を受けて、それが仕事のために身に着けた仮面だったことに気付かされました。
これを知った時にはかなりショックでした。
自分が信じてきた世界が不安定になり、足元がグラグラ揺れ動くようにさえに感じたほどです。

しかし自分が自分の歩んだ道をじっくり考えることで、自分の本質が智ではなく、愛であるということを少しづつですが受け入れられるようになってきました

その後は自分が愛として誰かのためにエネルギーが出せるということを意識して人に関わるようになりました

多くのお客様から「肩の力が抜けたね」とよく言われるようになりました。
自分でも不思議なのですが、いまではそのほうが自然に感じています。

これまでは人とは深く付き合わず、一人で事業をしていることがほとんどでした。
ところが今は多くの人が周りに集まってきてくれるようになり、仲間と共にいろいろなプロジェクトを進めています。
それがとても楽しく、自分に合っているとさえ感じています。

友人から言われた「志共育で本当の自分がわかる」というのはこういう意味だったのか、と驚きながらも毎日を楽しんでいます。

2つ目は、自分が祖父から受け継いだバトンに気づけたことです。

今までもたくさんのお客様から「なぜそこまで私のために尽くしてくれるのですか?」と聞かれることがあったのですが、自分でもその理由はわかりませんでした。

志共育で自分の価値観に大きく影響を与えているものが何だったのかに気づくことができました。

それは祖父のことです。

自分の子供の頃を振り返ってみると、悲しい記憶が残っています。
私が幼稚園のころ祖父が交通事故で突然亡くなってしまったことです。

当時私はまだ小さかったので、かすかな記憶しかないのですが、祖父は私をとても可愛がってくれて、毎日のようにおんぶをしていつもいつもずっと歩いていたそうです。

そんな祖父は信号無視の車に衝突されて突然亡くなってしまいました。
祖父の葬式には建物に入りきれない多くの人が参列して、誰もが深く悲しんでいたことを子供ながらに記憶しています。

あとから知ったことですが祖父は人が困っていると何も求めず助けに行く、そんな人だったそうです。

雪がつもれば、近所中の雪かきを朝一人でやる。
家が壊れたといえば、大工道具をもって遠くまで修理に行く。
僕が通っていた小学校の木の大きな遊具は祖父が子どもたちのために作ったものだったそうです。

自分が国鉄に勤めていてあと数年で定年退職なのに、会社を経営している友達が困っているということで退職して助けに行ったりもしたそうです。

とても器用でビジネスでも有能だったので、本当に多くの人を助けていたそうです。

志共育で忘れてしまっていた祖父の事を強く思い出し、自分は祖父からのバトンを引き継いでいるように感じました。

これを思い出した時、感激で涙が止まりませんでした。
これから僕はこの祖父から受け継いだものを、自分の2人の子どもたちに受け継がせていきたいと思っています。

それまで僕はこのバトンを大事に大事にしていきたいと思います。

最後に。

志共育で自分自身をみつめ、志を考えることは決して楽ではありませんでした。
受講中は予想もしてなかった変化がたくさんありました。

途中不安にもなりましたし苦しい時もありました。
しかし、いまはこのタイミングで受講して本当に良かったと思っています。

もし受講に迷っている方がいたら、ぜひ勇気をもって一歩踏み出してみることをおすすめします。

一緒に受講した方々は私と違っていつも楽しそうだったことも付け加えさせていただきます。
どちらにせよ私もその方々も満足度はとても高いものでした。

きっと他の講座にはないたくさんの学びと発見があると思います。